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骨粗鬆症は骨がもろくなる病気ですが、転倒して骨折するまで気がつかない人もいます。
(1)骨粗鬆症ってどんな病気?
・骨粗鬆症は骨が弱くなって、骨折しやすくなる病気。
・男性もかかるが、閉経後の女性に多い。
・患者数は1,300 万人と推定されるが、8 割が未受診。
・命に影響はないが、骨折によって要介護状態を招く可能性が高い。
・元気で長生きするためには、骨の丈夫さ(骨強度)にも気を配ることが大切。
(2)ふたつの骨粗鬆症
・骨の丈夫さ(骨強度)には、「骨密度」と「骨質」が関わっている。
・骨折リスクは、骨密度の低下と骨質の劣化が影響して高まる。
・骨粗鬆症には、骨密度が下がるタイプと、骨密度はあまり下がらず骨質が劣化するタイプがある。
(3)こんな症状に注意
・骨粗鬆症に気づかない人が多い。
骨粗鬆症の可能性がある症状
立ち上がるときに背中や腰が痛い/重いものを持つと背中や腰が痛い/背中や腰が曲がっている/2cm以上身長が縮んだ人の半分は骨粗鬆症
(4)骨粗鬆症はどうやって調べるの?
・骨密度を測ればわかる。
こんな人は積極的に検査を!
身長が2cm以上縮んだ人/閉経後でやせ形の人/背中が丸くなった人/(3)の症状に思い当たる人
(5)家族が骨粗鬆症だとなりやすい?
・骨粗鬆症には、遺伝的な要因もある。
(6)骨折しやすい部位
背骨(腰椎)の骨折/手首(前腕骨)の骨折/足のつけね(大腿骨近位部)の骨折
・糖尿病やCKD(慢性腎臓病)、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、高血圧などがあると、骨折しやすくなる。
(7)背中が曲がっておこる弊害
・心理的負荷(ゆううつになる)
・腰背部痛(腰や背中の痛み)
・圧迫骨折後の神経障害
・逆流性食道炎( 胸やけや酸っぱい感じがする)
・腹部膨満感、便秘(お腹が張った感じ)
・呼吸機能の低下(息苦しくなる)
(8)骨粗鬆症は治るの?
・骨を強くする薬の服用で骨折の危険を防げる。
・骨密度が回復しても、自己判断で 薬を止めると、再び骨が弱くなる可能性がある。
(9)骨を丈夫にするためのポイント
・骨はカルシウム、日光、運動が足りないと弱くなる。
「食事」
【まずはカルシウム】
カルシウムは骨だけではなく、筋肉や神経が正常に働くためにも不可欠。
牛乳・ヨーグルト/チーズ/干しエビ/しらす干し/小松菜/豆腐/納豆/イワシの丸干し
【カルシウムの吸収を助けるビタミンD】
ビタミンD には骨の形成を促進する働きもある。
きくらげ/うなぎ/いわし/いくら/さんま/さけ/干ししいたけ/しらす干し
【避けた方がよいもの】
清涼飲料水/インスタント食品/大量のアルコール、コーヒー、紅茶
「日光浴」
・太陽の光が不足するとビタミンD が十分につくれない。
・散歩など、適度な外出を心がける。
※目安は1 日15分程度(昼ごろ) ※顔と手に日光が当たれば十分
「運動」
・筋肉が弱ると、骨も弱くなる。
・腹筋を鍛えると内臓が強くなり、食べ物の消化吸収の向上も期待できる。
・運動でバランス感覚が鍛えられ、骨折の原因となる転倒を防げる。
※目安は1 週間に3~5 日、1 日30 分~1 時間程度
(10)成長期に骨貯金
・骨量は30歳過ぎから徐々に減るので、予防は子どものころから。
・成長期に骨貯金をすれば、将来、骨がスカスカになりにくい。